これからの情報保障スタイル。

W大には情報保障団が全てではありません。
情報保障に関する、何らかの形で伝えた学生も多くいます。

情報保障団という大きなスケールで春休み毎日行われるものに対し、
個人単位で情報保障の意義を追及した学生もいました。
情報保障団と比べるとそれは、小さなモノでしたが、
その分、ろう学生と聴学生との壁を薄くしてくれました。



情報保障団というは、情報障害といわれる方々全てに情報を提供する団体というのが、根っこにあるために、
どうしても、視覚障害と聴覚障害、肢体不自由と一緒に対象となっています。

視覚と肢体不自由の方は当然、耳が聞こえるわけで、
文字が書けない、読めないだけの違いがあるだけで、
音声による情報は健常者と違わないのです。


でも、聴覚障害をもつ人は音声による情報が全く確保できないために
代わりに文字で情報を得ています。
ノートテイクをやったことがある方にはすごく痛感すると思うんですが、
本当に手話通訳もパソコン通訳も同時通訳のようにはできず、
どうしても聴覚障害の人は疎外を感じることもしばしばです。
団に入ると、どうしても一緒に対象としてみなければならないので、
その考え方に合わず、入らなかったろう学生も多くいたのも事実です。


そこで、本当にろう学生のための情報保障を考えたいという考えを持った学生が有志で集まり、
「ノートテイクお疲れ様交流会&シンポジウム実行委員会」を
設けました。
これはのちに、目ゼミで引き継がれています。


他にも、ゼミで、サークルで、
ワークショップみたいな形で情報保障の意義を考えるという場も
ありますし、本当に様々な形で伝わっています。

ろう学生が常に考えているのは、
「情報保障の理想と現実」
ああしたい、こうしたい、でも聴者に協力を頼むと思うと悪いなぁ…
そう思い遠慮してしまうろう学生も多くいます。

何の為に大学に入ったのか。

考え直してみてください。
勉強をしたいから、講義の内容がもっと知りたいのは当然。
ノートテイクがあるから大丈夫!と思っているあなた、
もう少し、考えてみてください。

ノートテイクができるのは協力者が頑張ってテイクしてくれるから、
なのです。
テイカーにももちろん、ろう学生には分からない悩みもたくさんあります。
このまま続けていくと、テイカーにも負担が多くなり、
テイクに対する理解も減っていってしまいます。

そうならないために、どうしたらいいか。

例えば、
去年の場合、
あるろう学生の意見で、
「ノートテイク企画」を立て、毎週1回、放課後をつかって
テイカー同士の悩み相談の場として設けることになりました。

約2ヶ月、毎週毎週話し合った結果、テイク講習会をやることになり、
テイカーたちとろう学生たち一緒に設けたこともあります。

私もここにあげた活動に全部参加しましたが(手伝い程度だけど)
とても充実した内容だらけでした。
情報保障団も、個人単位のものも、いろんな意味で
いい人生勉強(?!)になりました。
今の私になれたのも、たくさんたくさんあったおかげです。
時には喧嘩にもなり、色々あったそれぞれでしたが、
大学生活を充実していくためには、
話し合うことから始めるのが一番いいのではないかと思います。

情報保障団の活動記録ノート、ノートテイク企画ノート、
目ゼミノート、シンポジウム報告集、手話企画など、
それぞれ関わった私の記録がありますので、

これからの情報保障に関わって行きたいという人は
私に声をかけてください。

これらの記録ノートは
「障害者問題を考える会」の部室においていきます。
卒業しても持っていると、意味が無いしねぇ苦笑

貴重な記録ノートなので、是非、読んでみて下さい。


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